留学生の受け入れと文化の違い【ホストファミリーをしてみて】※ルールの決めけてと工夫ポイントで有意義に英会話host family

留学生の受け入れにおいてホストファミリー側は基本ボランティアで受け入れています。お小遣いは留学生の負担ですが光熱費や食費はホスト側の負担です。日本ではホストファミリーをしているケースが少ないのですが条件が合えばどんな家庭でも受け入れることが可能です。特別なルールや決まりがほとんど無いためホスト側が自分たちで試行錯誤しながらルールを決めることになります。家族が一人増える訳ですので大変であることは覚悟の上です。留学生は世界各国の人種多岐にわたりますので言葉の壁もありますし文化や常識が異なることはもちろん多々あります。当然トラブルはつきものです。特にホスト側の曖昧な姿勢や対応は生活するうえで互いにのストレスにつながります。外国人相手だからこそハッキリと伝えなければ意図が伝わりません。注意すべき点はハッキリ注意した方が良い関係を築くことが出来ます。英会話が出来なくても真剣に伝えようとすればジェスチャーでも必ず伝わりますので基本的なルールについては最初に決めてしっかりと伝えます。例えば☑食事の時間や門限について。遅くなる場合の連絡方法を確認する。○○時を過ぎたら食事は無いと決める。☑カギを渡す場合。紛失した場合は○万円かかるので無くさないようにしっかりと注意をしておく。○万円の金額は多めに伝えると気を付けてくれるので紛失予防になります。☑配膳や食器の上げ下げ。弁当箱や食器洗について。洗濯ものの干し方。シャッターの開け閉め。戸締り。など手伝いはどこまでやるべきかを伝える。☑就寝時間過ぎてからの騒音厳禁。風呂やトイレの使い方。水の出しっぱなし。ドアの閉め忘れ。電気の消し忘れ。とにかく細かいことを全部ルールとして伝えておかないと生活の中のストレスになります。出来ない子には繰り返し注意します。食事の量や好き嫌い問題もつきものです。ホスト側で食事の準備がどうしても出来ない場合は1000円渡すなど臨機応変な対応も求められます。暖房や冷房が必要な時期、光熱費はハネ上がりますし水道代も上がります。文化や性別や個人的な性格も多様ですので個々にあった対応が求められます。ホストファミリーが当たり前と考えていることでも彼らにすれば大変な異文化です。ホームステイの目的は異文化交流ですので互いに尊重しながら留学生の国のことを知るのも醍醐味です。自国の習慣を変えたがりませんが礼儀正しく自制心がある大人しい子もあれば活発でわがまま、自己主張が強い子もいます。暖房をつけっぱなしでTシャツ一枚で過ごしたがる子。深夜にSNSをつなげて大声で話す子やトイレをひどく汚す子。トイレのティッシュペーパーを使わずウォシュレットで洗うだけの子。悪気がないので繰り返す場合も多々あります。変だなと感じたら聞いてみると本人も文化に違いに戸惑い困っていた。よく分からずに我慢していた。という事もあります。文化の違いをエージェントに聞いて最初に伝えておくだけで生活が楽になります。トイレの壁など必要な場所には英語で説明を書いた紙を貼っておくとよいでしょう。あらかじめ留学生の国の言語で使えそうなスラングを調べておくとコミュニケーションにつながります。毎日の食卓やリビングでの会話が盛り上がり楽しい時間を過ごす事ができます。

ホストファミリーの経験は何にも代えがたいメリットがあります。自宅に居ながらにして海外旅行では知り得ない深い交流が体験可能です。家族が増える喜び。英語力アップ。そして帰国していった後の今でも家族のような気持ちでいられるメリットが続いています。ホストファミリー経験者は一人や二人で終わることなく何十人と受け入れ続ける理由がそこにはあるからでしょう。グローバル社会において日本が受け入れている留学生の数は国際的に比較すると十分とは言えない状況です。ホストファミリー経験者が身近にいる方もいない方も、興味がある方にはぜひ経験していただきたいと思います。

日本人留学生は全体の6割が北アメリカへの留学でありヨーロッパも加えると約8割に達します。留学生の数は近年大きく増加し主要50か国では社会のグローバル化を反映し100万人から約200万人へ増加。諸外国との相互理解の増進や大学等の国際競争力の強化等の観点から留学生の受入れについて戦略的に取り組んでいます。アジアにおいては世界トップクラスを目指す高等教育機関が出現し留学生の受入れ促進は各国共通の課題となっているのです。国別に見ると、アメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、ドイツなど英語圏を中心に外国人留学生の受入れについて高い増加を示しています。多くはアジアからの留学生で中国を筆頭に韓国、台湾を加えると全体の8割に達します。留学生のほとんどは私費留学生です。これら留学生の多くは学位の取得を目指しています。我が国の受入れについては3%ほどにすぎず国際的に比較すると受け入れ水準が十分とは言えない状況です。ホストファミリーの経験にはメリット多くがあります。英会話のみならず普段の生活の中で深い異文化交流が可能です。1週間からのショートステイ希望者もありますし年齢や性別も指定できます。ご家族で検討されてみてはいかがでしょうか。