婚活妊活【現代の不妊について】※第二子以降の不妊も回避できる方法| fertility treatments|

現代の不妊について。不妊の予防には原因についての正確な情報を入手し、その原因を可能な限り避ける必要があります。不妊原因は現代人の生活習慣と密接にかかわっていることが意外と多く普通に当たり前なことが原因になっている点が大きな問題となっている状況です。現代人々は多かれ少なかれ社会の様々な場でストレスにさらされます。過度のストレスは不妊リスクになります。減量ダイエットは行き過ぎると不妊の原因になります。日本人女性の多くが試みる減量ダイエットは非常に危険な状況に及ぶ場合があるのです。禁煙することは基本という認識は広まっていますが十分とは言えません。ニコチンが体内に入ると着床を妨げ流産につながるとされています。喫煙は排卵が抑えられ月経の障害を引き起こしやすくし卵巣への血流に影響を及ぼします。副流煙による受動喫煙によっても同じく不妊へとつながります。男性が喫煙することで精子のDNAが傷つき受精しにくくなります。過度な飲酒喫煙を控えるようにしましょう。以前と比べると女性の高学歴保持者も増え社会進出し、活躍できる優秀な方も多く存在します。その一方で徐々に結婚適齢期や実際に結婚する婚期は遅くなりましたので高齢化による不妊リスクも否めません。

現代社会における実情をふまえ冷静に考えてみましょう。将来子どもを持ちたいと強く望む場合は、比較的早い段階から不妊リスクのある生活習慣を避けるべきであり子どもを持つタイミングを予め考慮に入れた人生設計が必要と言えます。不妊の予防については若い世代から意識し、長期的に取り組むべき課題です。具体的な統計を見ると妊娠と年齢には明らかな相関関係があります。妊娠の確率と年齢の関係を調べた研究でこのような結果が報告されています。20代は25~30%。30歳~35歳も25~30%。35歳を超えると18%。40歳以降では5%で45歳を過ぎると1%になります。データのとおり年齢と妊娠には相関関係があり35歳を超えると格段に妊娠しにくくなる事が分かります。加齢は老化と比例しますが妊娠に必要な機能も老化による衰えるのです。妊娠に必要な子宮や卵巣の機能は衰えますし卵子も年齢と共に老化が進むのです。これは卵子の元となる細胞は生まれたときに既に存在しているからです。女性の体内でつくられる卵子の数は数百万個といわれ卵子は私達の体と同じように年を取るのです。女性は生まれる時に原始卵胞を卵巣に約200万個蓄えており月経のはじまる思春期頃には約170万個から180万個が自然に消滅し思春期から生殖年齢の頃には約20~30万個まで減少します。その後は月経の周期に約1000個が減少するので原始卵胞は数に限りがあるのです。卵子のもととなる原始卵胞は増やす事ができませんので原始卵胞を使い切れば卵子をつくる事ができなくなります。逆に男性の精子は精子のもととなる細胞を増やす事ができますので何歳になっても精子をつくることができます。しかし、新しく作られる精子ですら加齢とともに妊娠するための能力を失うという研究報告があります。卵子と精子は若い方が妊娠し易く妊娠の確率はアップするのです。35歳を超えると急に妊娠確率が落ちるのは卵子と精子の老化に原因であり、妊活においては卵子も精子も正しい不妊対策が不可欠です。

年齢が原因による不妊を何とかしたい。女性だけが頑張るのではなく男性側もきちんとした対策を行うことで妊娠の確率はアップします。原始卵胞は、その状態で何十年も生きる事ができる特殊な細胞で原始卵胞と女性の年齢は同じですので原始卵胞も年を重ねてきています。卵子の老化とは加齢とともに卵子も年齢を重ね卵子の質と数が低下していくことを指します。原始卵胞が年を重ねると排卵しても卵子としての機能を失っている状態が多くなります。染色体異常をもつ卵子も増え染色体異常を持った卵子は受精卵になっても着床しない場合や着床しても流産してしまうという事が多くなります。卵子の染色体異常は年齢に関係なくおこりますが加齢と共に確率が増えます。原始卵胞が年を重ねるため卵子の染色体異常の数が多くなるということです。また加齢が進むと不妊治療の際に使用される排卵誘発剤に反応しづらくなりますし発育する卵胞の数も減少していきます。

第二子以降の不妊も回避できる方法。普段から健康については気を配られていることと思いますが、あなたは冷え性ではありませんか。女性の体はとてもデリケートで少しの環境変化で良くも悪くも敏感に反応します。特に冷えは体に悪影響です。冷えがプラスになる事は決してありません。不妊症の予防には子宮や卵巣の血流をよくするのが効果的なのです。冷え対策を心がけ最も効果のある入浴を積極的に取り入れることです。冬はもちろんですが夏場の冷房や気温の変わりやすい春や秋にも知らず知らずのうちに体を冷やしている場合が多くあります。赤ちゃんは温かい身体に宿りやすいといいます。冷えや疲れはその日の内に取る工夫で体を温め保温しましょう。体を温めるとストレスを解消できますし血行も促進され本来の元気を取り戻すことが可能です。日ごろの小さな工夫次第で長期的に冷えを解消することは子宮や卵巣のみならず骨盤内の臓器の血行促進につながります。不妊症で悩む方にうってつけの不妊回避法で非常に身体によい習慣です。忙しくてシャワーだけになりがちな方こそ、湯船を有効に使ってみましょう。

過度な飲酒は要注意です。男女ともに飲酒が習慣になり生活習慣が乱れ必要な栄養素が不足した生活が続いている場合は改善が必要です。このような生活が続くと排卵障害や生理不順、受胎能力の低下、精子数基準値への悪影響により妊娠の確率が低下するデータがあります。過度の飲酒や喫煙は自らの健康を損ねるだけでなく不妊になりやすい要因とされています。日常的に過度な飲酒をするとテストステロンという男性ホルモンが分泌されにくくなります。精子の質の低下にもつながり不妊になる可能性があるのです。規則正しい生活で栄養と質の良い睡眠をしっかり摂ることは不妊の予防になるのです。飲酒の習慣が一定以下の方に比べて過度な飲酒をする人の妊娠確率が半分にまで減ってしまうという研究報告があります。飲酒の一定基準とは一週間にワインを5杯分のアルコールの摂取が目安です。妊娠とアルコールの摂取に関しては問題ないと思われがちですが影響がある可能性が大きい原因になりえますので過度な飲酒は控え体を気遣いましょう。長期的に生活習慣を整えることは良い結果をもたらします。

不足しがちな栄養素。五大栄養素をバランスよく摂っていますか。タンパク質やビタミン、ミネラルの不足には気を付ける方が増え、健康に対する意識が高い方が多くなりました。妊活においては葉酸や亜鉛、セレン、アルギニンもきちんと摂取できることが理想です。現代においては毎日の食事からとり続けることが難しいのも現状ですので、バランスの良い食事がとり切れないと感じる時はサプリメントで補う工夫も必要です。亜鉛が多く含まれる食物は牡蠣や牛肉、豚肉。ホタテやうなぎ、納豆も取り入れましょう。セレンを含む食物は魚介類です。鰯や秋刀魚、鰹、鮪、蟹、ホタテ、アサリ。ねぎ類やニンニクにも含まれています。アルギニンはナッツ類に含まれゴマやクルミ、大豆。エビや筋子、鶏肉にも入っています。食材の種類が多いほど多くの栄養素を吸収できます。目標は1日30品目です。毎日が難しい場合もあります。今週は魚や納豆が不足しているので補おう。というように臨機応変に対応するとよいでしょう。

特に妊活中に摂取したい栄養素は葉酸です。葉酸は水溶性ビタミンに分類されます。胎児の正常な発育には不可欠の栄養素で妊娠する前から不足していない事が望ましい栄養素です。不足すると貧血になる場合がありますので正しく補うことで早産のリスクを減らしましょう。葉酸は体内に残りにくい点が特徴です。毎日摂取する必要があります。特に妊活には確実に摂取するためにサプリメントの利用を強くおすすめします。妊娠初期に必要な栄養素ですので妊娠前からの摂取が理想的です。葉酸の摂取は男性の精子にも良い影響があります。不妊の原因は男性にある場合もありますので女性だけではなく仲良く夫婦で取り入れることがベストです。葉酸のサプリメントは化学合成添加物のない天然成分でできているものを選んでください。無農薬で他の栄養素であるカルシウムや鉄分などがバランスよく含まれている点も要チェックです。つわりがある方もありますので飲みやすさである粒の大きさや、匂いの有無もチェックしましょう。長期的に摂り入れたいサプリメントですので自分に合ったタイプを選び早々に飲み始めてください。