保険会社の担当者に相場より高めだからと説得され示談するケースがほとんどです。しかし示談の内容をみると賠償金額が明らかに相場より少ない場合があります。すべてのケースで金額が上がるわけではありませんがプロのチェックにより先方が提示した金額の１０倍以上になるというケースも実在しています。不満を覚えた個人が保険会社に訴えたとしても交渉は難しい場合がほとんどです。このような時、弁護士が代理人であれば交渉内容は大きく変わります。弁護士は訴訟の専門家ですので保険会社側もと弁護士が具体的に訴訟手続を進め裁判に移行すると考えるため、賠償金額がおのずと変わることはよくある話です。弁護士を立てるか個人で対応していくのかで保険会社や相手方側の対応が変わり、結果に大きな差がでる場合があります。弁護士依頼は特別なことではありません。代理人をたてると言うと争う姿をみせるように思われる方も少なくありませんが決して大ゲサな事ではありません。保険会社は企業ですので担当者は低額な示談金で済ませることがメリットとなるのはあたりまえのことです。担当者もその道のプロです。知識がない個人では不意な事故についての判断材料は少なく、どうしても大きな損失をするケースがあります。保険会社は営利企業ですので利益をあげなければ倒産します。契約者からの保険料を払ってもらい被害者に支払うお金を押さえることが会社の利益につながります。当然、低めの額で示談することが優先されるのです。このようなプロ集団に知識のない一般人が太刀打ち行かない場合は法律や保険の知識を持った専門家の助けが必要です。交通事故の被害者は示談交渉が成立したのち治療費や慰謝料、休業損害を受け取ることができます。訴訟を起こす場合も含め治療費や慰謝料の額は法律や判例によって定められます。保険会社と対等に交渉し被害者の味方になってくれるのは弁護士以外にはいません。ですから弁護士は賠償金の一部を報酬として受け取るのです。弁護士は被害者が得をすれば得をしますし被害者が損をすれば同じように損をすることになる運命共同体といえます。被害者は賠償金のような金銭問題だけではなく精神的な不安や悩みを抱えます。弁護士は味方ですので保険会社の担当者についての不満や気になることも含め、精神的な悩みも素直に全て相談しましょう。弁護士は敷居が高いとか金銭面の不安を考えると相談に踏み込めないという声もあります。とりあえず無料の相談を利用してください。相談と依頼は内容が異なります。最初の相談は無料で行う弁護士事務所がほとんどです。心配ごとを丁寧に聞いてくれるかどうか。なんでも話しやすい雰囲気かどうか。信頼できるかどうかを無料相談の対応で判断してください。納得できると判断し、お願いしたいと思う弁護士に出会えたら、本格的に依頼をすればよいのです。