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右肩上がりの人生なんて必要ない【やっと幸せを感じられる人になれました】※自分へのご褒美していますか|

幼少期から学生時代は特に波乱もなく成人し、時には羽目を外し、それでも石橋を叩きながら順調に過ごしました。結婚後の仕事や、出産後の家庭生活も自分なりに、右肩上がりに人生を歩んでいるつもりでした。でも自分が好きになれなかったり、幸福感をしっかり感じることが出来ないままでした。幸せか不幸せかと聞かれれば、環境に恵まれ幸せです。しかし心の中は焦りや不安と背中合わせでした。根はルーズな部分もありますが、せっかちで几帳面な性格でした。こうしたい。こうしなければならない。こうなりたい。こうなるべき。こういった強迫観念が強くあったと思います。人との出会いの中で素敵な方とも沢山ふれあい、高尚な価値観を持っている方に感銘を受けつつ、自らも成長できていると感じていました。仕事でいっぱいいっぱいになる時期が続くと思い通りにいかず、常にイライラしがちでした。そうなると家族にも当たるようになりました。家庭不和の時期も長く経験しました。右肩上がりだったはずなのに。転落の人生を感じることもありました。いま思い返すと私の中の余裕の無さが原因です。でも、当時は自分に余裕がないからイライラしている事に気が付きませんでした。余裕がないのは、何かを我慢し、無理をしているからです。そこに気が付くと現実を落ち着いた気持ちで、受け止められるようになるのです。

大きな木が成長するには、じっくりと時間をかけて根をしっかりとはる時間が必要なんだよ。小学時代の先生の話が印象に残っています。この言葉は大人になってから、よく分かるようになりました。スキルの無いころは、成果が出なくて落ち込んだり挫折しそうになります。自分には才能がなく、向いていないのかもしれない。へこんでばかりです。でも止めたら終わる。やめる前に出来るだけやろうと思いました。夢は必ず叶う。これは、叶うまで止めないという事ですね。欲張りな私には叶えたいことが多く、なかなか大変でした。芽が出ない時期は、根を伸ばそう。こう言い聞かせ、不安を抱かないようにしますが、本当に芽が出る気配がないと、やっぱり挫折しそうになります。今は更年期を迎え、体調が思わしくない日々が続いたので、意識をして休むようにしました。こうあるべき。この考え方を見直して、根を伸ばそうと気持ちを切り替えました。幸い、日常生活は不自由なく出来ているので、これでよしとしています。北野タケシさんが、人は生まれて、生きて、死ぬ、これだけで大したもんだ。夢を持て、目的を持て、やれば出来る。そんな言葉に騙されるな。何も無くていいんだ。と話されていました。著書にも書かれています。タケシさんらしい言い回しですね。そうですよね。まずは、生きていることが素晴らしい。タケシさんの言葉に、なんだかホッとしました。日本人は真面目で頑張り屋さんが多いですよね。素敵なことです。でも私のように心に余裕を持てないためにイライラしてしまう方がいらしたら、タケシさんの言葉で一息つかれてはいかがでしょうか。むかし流行った映画ツイン・ピークスの中で、カイル・マクラクランが一杯のコーヒーを飲むシーンがありました。『この一杯のコーヒーは、今日一日頑張るための、自分へのご褒美だ。』こんな感じのセリフを言って、コーヒーを飲みます。自分へのご褒美で、一杯のコーヒーってカッコイイなと感じたのを覚えています。こんなにカッコイイ大人でも、自分にコーヒーをご馳走して一日がんばっているんだな。卒なくこなしているようで、大人もたいへんなのか。と共感しました。自分へのご褒美をあげていますか。私も自分へのご褒美として、一杯の紅茶をいれようと思います。自分を客観的に見て、疲れそうな自分を癒してあげるのは自分自身なのでしょう。忙しい方ほど、自分に一杯のお茶をご馳走してあげましょう。

自分を癒すことが出来ようになると、気持ちにゆとりが生まれます。人の気持ちも考えられるようになります。思いやりを持つことが出来る人は、人を幸せにし、自分も幸せにできるのです。幸福を感じるのは、自分自身です。人から見て幸福そうだから幸福なのでしょうか。人から見て幸福そうであっても、本当の心の中は自分自身にしかわかりません。幸福感が得られるのは、他人がよいと思うものを持っているからではないのです。他人の価値観は関係なく、幸福感は自分自身が感じるものだからです。幸せを感じるために最も重要な事は、自分が『幸せになる』と決めている事です。こうして、やっと幸せを感じられるようになりました。右肩上がりの人生なんて必要ないんだと思ったとき、私はやっと幸せを感じられる人になれたのです。自分の感情をコントロールできれば苦労しません。感情は我慢したり、蓋をすることなく素直な感情を出すのが理想的です。どうしても感情を出せない場合は、感情を認めます。認めることは、我慢や蓋をすることとは異なり、間違った感情コントロールを防ぐ事ができるのです。間違った感情コントロールを行と、鬱を引き起こします。怒りや、不安といった感情を、ただ認めるだけで感情ストレスの発散を助けるのです。怒りや不安などの感情は、自分自身で認めましょう。望ましいのは、人に話すこと。人に話すだけでスッキリし、ストレスの発散が可能です。ストレスは溜めずに発散していきましょう。一度きりの人生です。幸福か否かを決めるのは自分次第。幸せに過ごしていきましょう。そして一日になにかひとつ自分へのご褒美をしてあげましょう。たとえば、ゆっくり目を閉じて気持ち良く深呼吸をする。あたたかい湯船につかる。いっぱいのお茶をおいしくいただく。などなど幸せに感じられることは多岐にわたります。紅茶が好きな私ですが、こちらのコーヒーもおいしいですよ。

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