家庭科ラグ 衣・食・住・保育・情報・環境
：家庭科教員監修
[布ナプキン愛好者]布ナプキン愛好者は年々増加傾向にあります。布ナプキンは自然な風合いがよく肌荒れを防ぐ。布製であるので特有の暖かみがあり冷えをやわらげる。毎月の買い置きを抑え大量のゴミを削減できる。といったメリットがあります。私自身は使い捨てナプキンが楽で便利が一番。布ナプキンには全く興味がありませんでした。周りの友人が使いはじめた頃も何故わざわざ面倒な事をするのか？みんなマメだなぁ真似できないと思っていたのです。しかし辛い女性特有の悩みに遭遇し排卵痛に苦しんだ末、オーガニックナプキンにたどり着きました。今は使い捨てナプキンと布ナプキンを体調と場合によって併用しています。手入れは思っていたより大変ではありませんでした。つけて置いて結局はお洗濯するだけです。多い日は面倒ならケミカルナプキンに切り替える。同様に出かける時や旅行のときは無理しない。というふうに上手に利用すればいいと思ったので皆さんにもシェアしようと思いました。
[友人の声をきいて]布ナプキンについては先に布ナプキンを使っていた友人がいたので評判を聞いてはいました。●肌触りが全然違うので快適だよ。●梅雨の季節でも蒸れないから肌に優しいし冬は冷えないんだよ。布が温かいから不調がやわらぐのよ。といった感想です。それでも捨てずに洗うというところがひっかかり最初、海外からオーガニックの使い捨てナプキンを取り寄せました。海外のナプキンは日本製のようにビニールパッケージではなく箱に入っていました。そして一個づつ包まれてはいませんでした。なんと合理的。つくづく日本製は丁寧で良心的なんだなぁと感じました。たしかにオーガニックは肌にやさしい。形も色々とあって使い捨て大好きな私にはあっていました。ただ海外からの直輸入ですので送料も考えると年間にかかる経費が結構な金額となりました。経費の面で続きませんでした。
[布ナプキンデビュー]いよいよ布ナプキンを試しました。思っていたより心地よく吸収力やモレなどの心配はクリアで友人の言う通りでした。問題は洗濯でしたがお風呂で下洗いをし洗剤+次亜塩素酸ナトリウムにつけ置き後ネットにいれて洗濯機へ。やってみたら簡単でした。震災の後はライフラインが復旧しても通常のように物資が供給されないのでスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアでは一時的に物が不足しました。またいつ災害が来るやも知れませんから布ナプキンは準備しておくと良いと感じました。平時においては使い捨てナプキンの大量買が必要なくなりコストダウンに成功しました。毎月のゴミも減るので自分のお財布だけでなく本当にエコだと思います。ただ鮮血を処理しますので衛生面には注意が必要です。
[処理時の危険性]布ナプキンは、心地よくエコです。しかし血液にウイルスが感染していた場合、正しい洗濯方法をしないと、ウイルスを拡大してしまう危険があります。健康体にみえても、発症していないだけで、常在菌は存在します。食中毒の原因でもある黄色ブドウ球菌や、肝炎のウイルスが血液中に存在していた場合、ウイルスが生き続け、拡散してしまう恐れがあるのです。
［注意事項］布ナプキンは次亜塩素酸ナトリウムを用いて、しっかり消毒をしましょう。次亜塩素酸ナトリウムはハイターやブリーチなどに含まれ漂白効果もあります。身近な物だとパイプ洗浄剤にも含まれます。加湿機に入れる液体に使用されている製品もあります。おなじみの赤ちゃんの哺乳瓶消毒につけておくだけの液体にも用いられノロウイルスが流行った時なども、ウイルスの拡大を防ぐために必要です。次亜塩素酸ナトリウムでしっかり消毒しましょう。このように布ナプキン洗浄の際は消毒をし正しい洗濯方法できれいにすればスッキリ安全に使用可能です。
［強い薬に頼らずに］布ナプキンで、辛い症状が和らぐのはなぜでしょうか。肌着のような素材ですので、肌への負担が軽減するのが大きな特徴です。また肌着のような素材が肌を包むので、温かく感じる。冷えを予防することになります。辛い症状から逃れるために、今まで沢山の鎮痛剤を服用してきました。体によいはずはありません。これからは、出来るだけ強い薬に頼らずに、快適に過ごす工夫をしたいと思います。時と場合によって、布ナプキンを使いわけましょう。
［どこに売ってるの？］手作りもできます。バラエティーショップでカラフルな柄の布ナプキンも見かけますね。使い心地を重視した柄のないタイプ。マジックテープやスナップで止めるタイプなど種類がたくさんあります。いろいろ試しましたが、ほつれてくる物や、使いにくい形で失敗もしました。私のおすすめは、こちらの公式サイトです。使い心地。乾きやすさ。素材。かわいらしさ。コスト。総合的に安心な販売元だと思います。布ナプキンについてよくご覧ください。